NASのデータ復旧方法
NASとは、「Network Attached Storage」の略称でネットワーク(LAN)上に接続された記憶装置です。別名、「ネットワークハードディスク」とも呼ばれており、ネットワーク(LAN)上に接続して使用するため、同じネットワークに接続されたコンピュータなら何台でも同時に接続することが可能です。主に企業がデータ共有を目的に利用していましたが、最近ではリビングにネットワーク接続したハードディスク(NAS)を置き、無線LAN経由で寝室や他の部屋からノートパソコンなどでアクセスするといった具合に使われている方も増えてきています。
NASの復旧手順
NASは一般的なハードディスクとは異なり、RAID構成されていたり、内部にCPUやOSなどを搭載した機種も多いのが特徴です。そのためデータの復旧が必要となった際にFAT・NTFSのフォーマット形式に対応しているデータ復旧ソフトは利用することはできませんし、BUFFALO社製のLinkStationやTeraStation、IODATA社製のLANDISKなどNASの種類も豊富なため、豊富な機種のデータ復旧に対応しているデータ復旧業者へ依頼するのが好ましいでしょう。
NASに問題が発生した時の対応方法
ハードディスクとして認識されなくなってしまった
NASもサーバーと同様に24時間365日常時稼働されていることが多く、熱はけが悪い環境に設置されている場合は、高温になって物理故障を引き起こしてしまうことがあります。早急にデータの吸い出しを行う必要があるため、データ復旧業者へ問い合わせしましょう。
突然の停電によって、その後起動しなくなってしまった
データへのアクセス中に停電などが発生してしまうと、ハードディスク自体が故障してしまうことがあります。電源を入れ直すことにより、さらに重度の故障を引き起こす可能性もあるため、電源を入れずに早急にデータ復旧業者へ対応を依頼してください。