データ障害が発生する可能性が高い症状とは?
お使いのパソコンやサーバーで以下のような症状が確認できた場合、一定期間経過後にデータ障害が発生する可能性が高くなります。いつ発生するかはわかりませんし、すぐに論理障害や物理障害が引き起こされる可能性もあります。万が一に備え、以下の症状が確認された場合には早急にデータのバックアップを取っておくようにして下さい。
- ・パソコンの立ち上げ速度が異常に遅くなってしまった
- ・パソコンの動作が遅くなったり、一時的にフリーズしたりする
- ・データの書き込みや読み込み途中にエラーとなってしまう
- ・ハードディスクの音が普段より大きくなったり、時折異音が鳴る
特にこの症状が発生した場合には要注意
最も注意すべき症状は、パソコンから「カチカチ、カタカタ」といった異音が発生している状況です。この音の原因はハードディスク内の磁気ヘッドによるもので、データの読み取りを正常に行えていない場合に発生します。また電源ボタンを押しても何も反応がない場合なども電源トラブルによってショートした可能性が考えらますので、要注意です。これらの症状が発生した場合、早急な対応が必要となります。
物理障害の症状の際はすぐに対応を
前の項目で説明した症状は、既に物理障害が引き起こされている状況ですから、データ復旧のために早急な対応が不可欠となります。無理して読み込もうと試行錯誤したり通電し続けていると、ハードディスクのデータ領域を損傷させてしまい、データが完全に消失してしまう危険性もあります。自分で対応せずにデータ復旧業者に復旧依頼をするようにしましょう。ハードディスクやサーバ・ネットワークディスクなどは、非常に精密な機械です。経年劣化や落下などのトラブルの他、ほんの僅かな衝撃だけでも時には故障してしまうこともあります。データ障害を引き起こさないためにも、常日頃からパソコンの状態に気を配ることが重要となります。