HDD、RAID、NAS、SSD、サーバーのデータ破損や消滅で困ったら、 データ復旧比較ガイドでデータ復旧会社の情報をチェック!
信頼できるデータ復旧業者を徹底的にリサーチしました。
失敗しないデータ復旧ガイド
本当に信頼できるデータ復旧会社を徹底比較

秘密保持契約書(NDA)とは?信頼できるデータ復旧会社の見分け方

なかなか聞き慣れない言葉「秘密保持契約書」。秘密を保持すると考えれば、なんとなくイメージが付くという方もいるでしょう。もちろん取引先と秘密保持契約書を交わしている方も少なくはありません。データ復旧と言うのは個人的な情報、プライバシーに関わるデータを扱う仕事です。そんな大切なデータを預けるからには、誰だって信頼できる業者を選びたくなります。

秘密保持契約書は「手に入れた情報を他の人には教えませんよ」というルールを定めるもの。データ復旧会社を見分ける上で、重要なポイントとなりますので、しっかり覚えていきましょう。

秘密保持契約書(NDA)ってどんなもの?

秘密保持契約書は「秘密を教えるけど、他の人には言わないでね」という約束を結ぶものです。大手企業や官公庁などのデータを復旧することもある復旧会社。もちろん取り扱っているメディアの中には、重要なデータが入っているものもあります。他の人にばらすような業者だと、安心して依頼もできません。そんな情報漏えいを防ぐために、秘密保持契約書が結んでいます。「企業のデータはわかるけど一般人からしたらどこも同じじゃないの?」そう考えてしまう人もいるでしょう。

しかし、家族の写真が入っているデータを流出されたら、もしかすると悪用する人が出てくるかもしれません。家計簿ソフトのデータが流出すれば、お家の経済状況や貯蓄がばれてしまうことも。誰だって依頼するときには、安心できる業者を選びたいものでしょう。データ復旧業者を選ぶときには個人が依頼するときでも、秘密保持契約書を交わせる業者を選んでください。

データ復旧業者の多くが秘密保持契約書を結ぶ

基本的にデータ復旧を行う業者であれば、秘密保持契約書を結ぶもの。と言うのも、個人・法人を問わず、誰だって入っているデータは見られたくはありません。ましてや情報漏えいをされてしまうと、大損害を受けてしまうことも考えられます。依頼する側の気持ちを考えてみると、秘密保持契約書を結ばない業者には依頼したくないでしょう。

例えば、知らない人に「中に入っているものは一切取りませんから財布を見せてください!」と言われていても、誰だって見せたくはないもの。お金を取られるかも知れないですし、免許証を知らない人に見せたくないでしょう。個人情報が入っているデータであれば、なおさら信頼できる業者にしか依頼できません。復旧の依頼件数が減ってしまうため、どんな業者でも秘密保持契約書を結んでいます。

逆に秘密保持契約書を結ばないということは、データを悪用したいです!と取られてしまいます。業者からしても、万が一のトラブルを避けるために秘密保持契約書は重要なもの。余計なトラブルを避けるためにも、ちゃんと秘密保持契約書を結べる業者を選んでみてください。

秘密保持契約書を結ぶ業者を選ぶだけではNG

みなさんは秘密保持契約書を結ぶものの、適当な対応しかしない業者に依頼したいでしょうか? 誰だってNOと答えるでしょう。大切なデータ復旧を依頼するからには、誰だってできる限り確実に復旧くれる業者を選びます。あくまで秘密保持契約書は最低限の条件と考えておいてください。

例えば、体調が悪くて病院に行って検査を受けたとして考えてみましょう。病気の原因や症状がわかったのに、適切な処置をしてくれない病院には行っても意味がありません。それと同じで、ちゃんとデータ復旧を行ってくれる業者選びこそが大切になります。

データ復旧業者は「実績」「対応速度」「セキュリティ」を重視

実際にデータ復旧業者を選ぶのなら、まずは実績を重視して見てください。数多くの実績を持っている業者は、それだけ経験と信頼を積んできたことになります。もちろん件数だけではなく、大手業者や官公庁の実績を持っている業者は信頼できる業者です。それだけの技術力を持っている証拠とも言えるでしょう。

もちろん実績だけではなく、対応速度も重視すべきポイントとなります。時間がかかっても確実に戻したいデータがあるなら、時間をかけたほうがいいでしょう。しかし、大切なデータが消えたのなら、1秒でも早く復旧してくれる方が助かります。そのため、データ復旧業者を選ぶのなら、対応速度は少しでも早いところを選ぶべきです。

また、万全なセキュリティ体制を取っている業者を選ぶことも重要。あなたのデータが盗まれました!なんて言われては困ります。セキュリティが整っている業者じゃないと、秘密保持契約書を結ぶ意味もありません。そのため、大切なデータを依頼するなら、セキュリティ対策が整った業者に選んでください。

秘密保持契約書を結ばない業者には気を付けて!

優れた技術力や設備を持っていたとしても、秘密保持契約書を結ばない業者とは依頼しないでください。大切なデータを流出されてしまっては、データ復旧をした意味がありません。秘密保持契約書を結ぶ業者の中で、より優れた技術力や実績を持っているところを選ぶのがベストです。

みなさんもデータ復旧業者に依頼するときは、秘密保持契約書を結んでいるかは確認しておきましょう。その上で、あなたが信頼できる業者を選んでいってください。

データ復旧会社3つを独自技術など特徴別に紹介!

「ハードディスクは壊れるものと心得よ。」私はそう教えられてきました。

最近はDropboxやGoogle Driveなどのクラウドストレージを業務用に使うことも増えていますが、機密性の高いデータは、やはり自社のファイルサーバーやNASに保管したいという企業も多いかと思います。
そうなると、考えておくべきなのはやはり、対策ですね。

遠隔地へのバックアップやRAID構築など、障害が発生した場合の対策は皆様しておられると思いますが、壊れるときには壊れてしまう。それがハードディスクです。
ディスクの物理障害に備えてRAIDを組んでいても、複数のディスクが同時に物理障害を起こして途方に暮れた、という話も聞きますね。
単なる論理エラーならば、無償の復旧ツールでサルベージできるかもしれません。
でも通常業務をこなしながらの復旧作業は大変ですし、代替品の手配やサーバ復旧スケジュールの周知など、他にもやらなければならないことはたくさんありますよね。
それにハードディスクの破損など、物理的なトラブルからの復旧経験のある方は、それほど多くないのではないかと思います。

ご自身でデータ復旧を試みるのも良いですが、専門のデータ復旧サービスに依頼してしまうのも、トータルコストを考えた場合は良策ではないでしょうか。ここでは実績があるデータ復旧サービスをいくつかピックアップし、それぞれの特徴についてご紹介したいと思います。

データ復旧業界のパイオニア「アドバンスデザイン株式会社」

https://www.a-d.co.jp/

まずご紹介するのは、日本で初めてデータ復旧サービスを開始したという「アドバンスデザイン株式会社」です。1995年からということですので、実に20年以上の実績です。まさにデータ復旧の「老舗」ですね。大手企業や公官庁の復旧事例も多いので、安心して依頼できます。

対応可能なディスクもパソコン搭載のハードディスクだけではありません。外付けディスクやSSD、USBメモリ、SDカード、またCDやDVDなどの光学メディアからの復旧にも対応しています。

他にもNAS、RAIDなどのストレージ技術からの復旧や、データセンターのような大規模システムのデータ復旧も行っているようです。

データの論理障害ならば、ツールを使って自分でも復旧できないこともありません。しかし物理障害や、RAIDシステムの故障などから復旧するには、専門の知識と技術が必要です。
優れているのは知識や技術だけではなく、設備も優れています。アドバンスデザイン株式会社では、チリや埃に弱いハードディスクの分解や修理を行う際に、最高レベルの洗浄度「クラス100」を誇るクリーンルームを使用しています。

また、アメリカのデータ復旧サービス「Seagate Recovery Services」と技術提携をしているとのことですので、技術力は相当高いと思われます。

アドバンスデザイン株式会社では、データ復旧を行う前に、いったん別メディアにコピーしてから検証と復旧を試みるそうです。

データ復旧後には持ち込んだ破損メディアを返却してもらえます。またデータ復旧時にコピーした作業用のデータは、作業完了時に完全に消去しているそうですので、情報漏えいの心配もありません。もちろん希望すれば、持ち込んだ壊れたディスクも、国際規格に準じたデータ消去技術により完全にデータを消去してから廃棄してくれます。

初期診断と見積は無料で、Webサイトのフォームから依頼できます。しかも「完全成功報酬制」なので、データ復旧ができなかった場合は費用が発生しないとのこと。安心して依頼できますね。

データ復旧の「老舗」と呼ぶにふさわしく、確かな技術力をもち、信頼のおける復旧会社です。どこに依頼するか迷ったらまず「アドバンスデザイン株式会社」に依頼してみるのがよいでしょう。

周辺機器メーカーによる安心復旧サービス「バッファロー株式会社」

http://buffalo.jp/products/catalog/storage/recovery/

次にご紹介するのは、家庭用のハードディスクや無線ルーター、NASなどで有名な「バッファロー株式会社」です。

バッファロー製品で保証期間内ならば、論理障害によるデータ復旧は無償で対応してくれます。製品を製造しているメーカーが対応してくれるので安心です。
もちろん、ハードディスクの物理障害にも対応可能です。

他社製品以外でもデータ復旧に対応してくれるようですが、若干料金が高くなります。
こちらも障害の診断と見積もりは無償ですし、作業が完了した後、別のメディアにデータを移行して渡してくれます。この場合、条件によっては別料金になることもあるようなので、見積時にしっかり確認しましょう。

ただ、他のデータ復旧サービスと比べると若干費用が高いように思えます。
とはいえ、ハードディスクを製造しているメーカーが直接対応してくれるのは安心できます。バッファロー製品をご使用ならば、一度は相談してみましょう。Web上からの見積依頼も可能です。

最速15分で対応!「データ復旧.com」

「365日、土日祝日も」対応可能とうたっているのが、「データ復旧.com」です。

https://www.ino-inc.com/

一年中いつでも対応可能というのもびっくりですが、データ復旧の依頼から最短15分で復旧可能ということにも驚かされます。

同じフロアにデータ復旧のアドバイザーやエンジニアなどがいるために、迅速な復旧作業が可能とのことですが、それにしても早いですね。

また、物理障害の際に交換用の部品を提供する「ドナー」ハードディスクを多数用意していることも、迅速にデータ復旧できる理由だそうです。

ハードディスクの表面に傷がついていたり、ディスクを暗号化したりしている場合にも対応可能とのことです。

「データ復旧.com」もWebサイトの問い合わせフォームから依頼できます。また、電話は24時間対応可能とのことですから、まずは電話してみてはいかがでしょうか。トラブルが発生するのは何も日中の業務時間とは限りませんから、24時間いつでも電話できるのはうれしいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
エンドユーザーのサポート業務やセキュリティ対策など、システム管理者はなにかと忙しい日常を送っていらっしゃるかと思います。

ましてやデータストレージの破損トラブルは、業務へのインパクトが大きなもの。
データ復旧作業自体は、経験と実績のある復旧会社に任せて、ご自身はユーザーからの問い合わせ対応や、復旧スケジュールの作成などに注力なさってはいかがでしょうか。

トラブルが発生してから対策を探すのではなくて、日ごろから使えそうなデータ復旧サービスをチェックしておくことをお勧めします。

なお、データ復旧を依頼する際には、データ流出などの事故を避けるためにNDA(Non-disclosure agreement、機密保持契約)を結んでおくことを忘れないようにしましょう。

USBメモリー・SDカードのデータ復旧方法

USBメモリー・SDカードについて

USBメモリー、SDカードは共にポータブルタイプの記録メディアです。USBメモリーはUSBフラッシュメモリとも呼ばれており、USB端子に差し込むことでパソコン内のデータやUSBメモリー内のデータを自由に読み書きすることが可能です。ビジネスシーンでも広く利用されています。またSDカードについては、それぞれサイズの異なる「SD」「miniSD」「microSD」などの種類があり、主にデジタルカメラや携帯電話・スマートフォン、携帯用ゲーム機などで使用されています。

USBメモリー・SDカードの復旧手順

USBメモリー・SDカードは、デジカメとパソコン間での使用や違うパソコン間での使用など、基本的に抜き差しされる回数が非常に多いため、ハードディスク等と比較しても物理障害が発生しやすい特徴があります。軽度の論理障害の場合には、市販のデータ復旧ソフトなどでデータ復旧が可能なケースもありますが、物理障害の場合にはハードディスクと同様にプロのデータ復旧業者への依頼が必要になります。壊れやすいということを認識した上で、USBメモリー・SDカード内に保存したデータは定期的にバックアップを取るなどの対策が重要です。

USBメモリー・SDカードに問題が発生した時の対応方法

USBメモリー・SDカードが認識されない

よくある障害として、USBメモリー・SDカードをパソコンに接続しても「ディスクを挿入してください」と表示され、いつまで経っても認識されない症状があげられます。論理障害の場合は市販のデータ復旧ソフトでデータ修復が可能なケースもありますが、実際は物理的な障害が発生しているケースが多いため、データ復旧業者にデータの吸い出しを依頼しましょう。特にバックアップを取っていない場合は、データが消失してしまう前に早急な問い合わせをすることをお勧めします。

SSDのデータ復旧方法

SSDについて

SSD(Solid State Drive、ソリッド・ステート・ドライブ)とは、フラッシュメモリーという半導体で構成されたディスクドライブのことで、ハードディスクと同様に数十GB(ギガバイト)以上のデータ保存が可能です。最近ではハードディスクに代わりパソコンに内蔵されるようになってきており、ハードディスクと比較して消費電力が少なく済み、かつ振動に強く書き込み・読み込み速度が早いというメリットがあります。現在はまだハードディスクに比べ割高ですが、今度低価格化が進むことでSSDがディスクドライブの主流となる日もそう遠くないかもしれません。

SSDの復旧手順

SSDはハードディスクに比べ耐衝撃性に優れたメリットがありますが、それでも強い衝撃を与えたり、誤って重要ファイルなどを削除してしまうとデータ復旧が必要となる場合もあります。軽度の論理障害の場合通常のハードディスクであれば、データ復旧ソフトなどを使用してデータを復旧させることもできますが、SSDについてはRAIDで構成されていたり、特殊コネクタを使用したタイプもありますので、データ復旧ソフトで復旧できるとは限りません。また、内部の構成部品の故障などによって物理障害が生じてしまうと、ソフトウェアで修復させることはできず、データの吸い出しが必要となりますので、早めにデータ復旧業者へ依頼するようにしましょう。

SSDに問題が発生した時の対応方法

SSDが認識できない

お使いのパソコンでSSDが正しく認識されなくなってしまった場合は、基板やコントローラーなどに物理的な障害が発生している可能性が考えられます。OSの起動もされない場合、無理に故障原因を調べようとはせず、電源を切り、復旧会社へ対応を依頼して下さい。

SSDの容量表記がおかしい

xxMB、0MBなどSSDの容量が正しく表示されない症状も多く報告されています。このような症状の場合、メモリーチップの損傷による物理障害が考えられますので、データ復旧業者にデータの吸い出しをしてもらう必要があります。

SSDのデータ復旧でお困りの方はこちら

NASのデータ復旧方法

NASのデータ復旧方法

NASとは、「Network Attached Storage」の略称でネットワーク(LAN)上に接続された記憶装置です。別名、「ネットワークハードディスク」とも呼ばれており、ネットワーク(LAN)上に接続して使用するため、同じネットワークに接続されたコンピュータなら何台でも同時に接続することが可能です。主に企業がデータ共有を目的に利用していましたが、最近ではリビングにネットワーク接続したハードディスク(NAS)を置き、無線LAN経由で寝室や他の部屋からノートパソコンなどでアクセスするといった具合に使われている方も増えてきています。

NASの復旧手順

NASは一般的なハードディスクとは異なり、RAID構成されていたり、内部にCPUやOSなどを搭載した機種も多いのが特徴です。そのためデータの復旧が必要となった際にFAT・NTFSのフォーマット形式に対応しているデータ復旧ソフトは利用することはできませんし、BUFFALO社製のLinkStationやTeraStation、IODATA社製のLANDISKなどNASの種類も豊富なため、豊富な機種のデータ復旧に対応しているデータ復旧業者へ依頼するのが好ましいでしょう。

NASに問題が発生した時の対応方法

ハードディスクとして認識されなくなってしまった

NASもサーバーと同様に24時間365日常時稼働されていることが多く、熱はけが悪い環境に設置されている場合は、高温になって物理故障を引き起こしてしまうことがあります。早急にデータの吸い出しを行う必要があるため、データ復旧業者へ問い合わせしましょう。

突然の停電によって、その後起動しなくなってしまった

データへのアクセス中に停電などが発生してしまうと、ハードディスク自体が故障してしまうことがあります。電源を入れ直すことにより、さらに重度の故障を引き起こす可能性もあるため、電源を入れずに早急にデータ復旧業者へ対応を依頼してください。

データ復旧業者の正しい選び方

 

豊富な実績(復旧件数)を誇る、技術力に定評のある会社か

豊富な実績(復旧件数)を持つデータ復旧業者は、それだけ多くの顧客から信頼を得ている安心できる業者です。ハードディスクやサーバーなどは技術革新のスピードが非常に早く、古い機種のみならず常に最新の機種も含めた復旧技術を確立しなければなりません。復旧件数が豊富ということは、それだけ古い機種から新しい機種まで対応できる技術力があり、かつ軽度の障害から重度の障害まで幅広く対応できる証明にもなります。業者選定の際には、まず実績の数を参考にしてください。

復旧スピードが優れており、迅速に対応してくれる会社か

復旧までのスピードも重要な会社選定のポイントになります。部品を交換しないとデータを救出できない物理障害などにスピーディーに対応するため、多くの部品を常に常備している業者や、365日体制で復旧に対応してくれる業者を選択するようにしましょう。初期診断や見積りについては、問い合わせから30分程度、復旧についても即日ないし1日程度で復旧してくれる業者が好ましいです。

高度なセキュリティ体制を有している会社か

データ復旧業者は個人の個人情報データの他、法人の重要な機密情報などのデータを適正に扱わなければいけません。ISO27001やPマークなどの高いセキュリティ体制を証明する国際基準を取得している会社なのかを確認するようにしましょう。また、社内環境についても重要個所の施錠や監視カメラの設置などのセキュリティ対策を講じているのかも重要となります。情報漏えいの危険性が無い高度なセキュリティ体制を導入している会社を選択してください。

その他にも失敗しないデータ復旧業者のポイントを以下にまとめましたので、ご確認ください。

  • ・重度の物理障害にも対応できる「クリーンルーム」を備えている
  • ・データ復旧に成功した時のみ料金が発生する「成功報酬型」の料金体系を導入している
  • ・メーカー別・メディア別、障害別などに機器や障害に応じたチーム制を導入している

データ復旧に必要な費用と相場

 

障害レベルによって金額が異なります

データ復旧業者へ復旧を依頼する際の費用の目安は、障害のレベルと復旧データの容量によって異なります。障害のレベルについては業者によって判定基準に差が生じますが、軽度な論理障害が最も安価な障害レベルとなり、次にファイルが消失・損壊している場合やウイルスによって障害が発生している場合など、そして最も高レベルのものについては復旧に時間を必要とする重度の物理障害などが該当するようです。無料で見積りを算出してくれる業者もありますので、利用してみるのも良いかもしれません。また復旧データの容量についてですが、5GB以内・10GB以内・100GB以内とハードディスク容量によって金額が上乗せされていきます。

平均的なデータ復旧の相場について

平均的なデータ復旧の相場についてご説明します。業者によって差がありますが、軽度の論理障害の場合には3~6万円程度、重度の場合で10万~25万円程度の費用が平均的な相場となります。反面物理障害についてはデータ救出に高度な技術と多くの時間を要する為、5GBから300GBまでの容量で比較した場合、軽度障害で15万~50万円ほど、重度障害で20万~65万円ほどが相場費用です。決して安くはない金額ですが、サーバーやRAIDなど主に業務用途で使用している法人・企業からの依頼が多いようです。

別途作業料等がかからないか事前に確認しておく

業者によっては、基本料金の他に作業料などを設定している場合もあり、別途費用を請求されることもあります。そのため、見積り時や問い合わせ時に合計金額はいくらかかるのかをしっかりと確認しておくことが重要です。また中には、初期診断、見積りについては完全無料で対応してくれる会社や、データを復旧出来た場合にのみ料金を請求する完全成功報酬型の料金体系を導入している優良データ復旧業者もあります。

サーバーのデータ復旧方法

サーバーについて

サーバーは24時間365日の常時稼働が基本で、ネットワークに繋がったクライアントからの要求に対して、様々なファイルやデータ等を提供するコンピューターです。サーバーには、主にファイルのファイルデータの保管や共有を目的とするファイルサーバー、プリンターを共有管理するプリントサーバー、電子メールを管理するメールサーバーなどの種類に分かれており、それぞれのサーバーは固有のIPアドレスが必ず割り当てられています。主に法人を中心に24時間365日の常時稼働で利用するため、高い並列処理能力や冗長性が要求されます。

なるべく多くのメーカーのサーバー復旧に対応している業者を利用する

サーバーの構成は非常に複雑なため、データ復旧には高い技術が必要となります。法人の担当者レベルで解決することは難しいため、データ復旧業者へのご相談を強くお勧めします。さらにデル(Dell)社のPowerEdgeシリーズの他、IBM社のPower Systems、IBM System z(メインフレーム)、IBM System x(x86サーバ)、BladeCenter(ブレードサーバ)、HP社のHP ProLiantサーバー、HP Integrity サーバー、HP BladeSystem c-Class サーバーブレードなど様々なメーカーから数多くのサーバー機器が発売されているため、様々なメーカーのサーバーに対して復旧実績が豊富にあり、清潔に管理されたクリーンルームなどを保有している業者に頼むことが重要となります。

サーバーに問題が発生した時の対応方法

サーバーから異音が発生している

物理障害の可能性が疑われます。特にカチカチといった音がハードディスクから発生している場合、緊急性を要するため、早急に物理障害にも対応しているデータ復旧業者への問い合わせをお勧めします。

RAIDのデータ復旧方法

 

RAIDについて

RAIDとは、複数のハードディスクを繋げて1台の仮想のハードディスクとして運用する技術のことで、大容量のデータを保存できたり、安全性の向上や高速化効果などを得ることができます。構成しているハードディスクの1台が壊れてしまっても残りの数台で問題なく運用できるため、主に法人で顧客情報や社内データを管理する用途で利用されています。RAIDにはRAID 0からRAID 6までの構成方法があり、RAID 0、RAID 1、RAID 5が主に利用されています。

RAIDの復旧手順

RAIDを採用することで、ハードディスクの大容量化や高速化、安全性の向上が見込めますが、反面複雑な仕組みが仇となり、壊れてしまった際の復旧も難しい特徴があります。そのため市販されているデータ復旧ソフトなどは対応していませんし、ご自身で復旧することはさらに難しいでしょう。ただし、設定ミスなどが原因で単に接続できなくなってしまっている状況や、確実に障害を起こしているハードディスクを特定できている場合には、設定変更や交換を実施することで解消されることもあります。故障原因などが特定できない場合には、早急にデータ復旧業者へ相談するようにして下さい。

RAIDをより安全に使用する方法

バックアップを定期的に取る

いくら安全性が高いと言われているRAID構成でも、故障してしまうこともあります。定期的にミラーリングを実施したり、バックアップを取ることが重要です。

冗長性のないRAID 0は採用しない

ストライピングと呼ばれているRAID 0は、高速化を最優先した構成で、片方のハードディスクに問題が生じた場合でも全体のデータを失ってしまいます。特に重要データを大量に保存する法人の場合には、冗長性の高いRAID 5やRAID 6などの構成をお勧めします。RAID 6であれば、2台までのハードディスクの故障に対応しています。

ハードディスク・HDDのデータ復旧方法

ハードディスク・HDDについて

ハードディスク・HDDとは、パソコンを初めとする様々なコンピュータに搭載されている記憶装置です。磁性体が塗布されたプラッタと呼ばれる金属ディスクを、一定間隔ごとに重ね合わせた構造になっており、プラッタをモーターで高速回転させながら磁気ヘッドを近づけることでデータを読み書きさせています。HDDの大きさについては、デスクトップパソコンの主流が3.5インチ、ノートパソコンの主流が2.5インチのものとなり、取り外しや持ち運びも可能な外付け対応のハードディスクも広く普及しています。

ハードディスク・HDDの復旧手順

ハードディスク・HDDの故障原因には、比較的軽度な論理障害と機器そのものに損傷が生じてしまっている物理障害があります。物理障害の場合は、ご自身で復旧することが難しいのでデータ復旧業者へ依頼することをお勧めしますが、ハードディスク・HDDに直接的な障害がない軽度な論理障害の場合、問題のあるパソコン本体からハードディスクを取り外してデータを復旧させることも可能です。外付けHDDケースやUSB変換ケーブルを使って別のパソコンでデータを認識させ、そのまま別のハードディスクやDVD-Rなどにデータを移行しましょう。万が一データが上手く読み込めない場合は、物理障害が発生している可能性が高いです。早急にデータ復旧業者へご相談することをお勧めします。

ハードディスク・HDDに問題が発生した時の対応方法

水没させてしまった

水没させてしまった場合、水濡れによるダメージに加え、水分が乾燥した時の不純物の付着ダメージにも気をつけなければなりません。ご自身での復旧は難しいため、乾燥を防ぎつつすぐにデータ復旧業者へ問い合わせてデータ復旧を依頼しましょう。

ハードディスク・HDDから異音が鳴っている

ハードディスク・HDDからの異音は、物理障害の可能性があります。ハードディスクの取り外しや読み込みなどでさらなるダメージを負ってしまう危険性もあるので、すぐにパソコンの電源を切り、データ復旧業者へ相談しましょう。

HDD、RAID、NAS、SSD、サーバーのデータ破損や消滅で困ったら、 データ復旧比較ガイドでデータ復旧会社の情報をチェック!
信頼できるデータ復旧業者を徹底的にリサーチしました。