パソコンを仕事やプライベートで使っている方に質問ですが、データのバックアップはきちんと取っていますか?パソコンに保存しているデータは、誤って自分で削除してしまうこともあれば、パソコン本体が故障してしまいデータが消えてしまうこともあります。
そんなときのためのバックアップなのですが、システム上のトラブルが起きてしまうと、バックアップを取っていても、データを回復することが難しいことがあります。そんなデータトラブルを解決してくれるのが、「クラウドバックアップサービス」です。
しかし、クラウドバックアップサービスにもいくつかの種類があるため、「どれを利用すればいいの?」と迷ってしまう方は多いでしょう。そこで、今回は使えるクラウドバックアップサービスについてご紹介していきます。
クラウドバックアップサービスって?
「クラウドバックアップサービス」とは、大切なデータをクラウド(ネット上のサーバー)にバックアップを取ることで、データを保管してくれるサービスのことです。パソコンには基本機能としてバックアップ機能が備わっていますが、パソコン自体が不具合を起こしてしまっては意味がありません。
しかし、クラウドバックアップサービスを利用すれば、クラウド上でデータを保存しているため、パソコンが壊れてしまってもデータの復旧が可能です。さらに、他のパソコンやスマートフォンなど、インターネットを利用できる端末があれば保管しているデータへアクセスすることもできます。
また、仕事で利用される場合は共有ファイルとして利用することもできるので、法人向けのクラウドバックアップサービスもあるそうです。セキュリティも高く安心して利用できるだけでなく、データを社員と共有できる便利なサービスとして知られています。
クラウドバックアップサービスの注意点
大切なデータを確実に守ってくれるクラウドバックアップサービスは、使用する上でいくつかの注意点があります。ここでは、クラウドバックアップサービスを利用するときの注意点についてまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
利用料金と容量
クラウドバックアップサービスを利用する場合、料金が発生します。また、データを保存する容量によって料金が異なるため、自分がどれくらいのデータを保存したいのかを事前に把握しておくことが大切です。データ容量を把握しておかなければ、「容量が足りなくて使えなかった・・・」なんてことにもなりかねないので注意しましょう。
また、クラウドバックアップサービスの利用料金は、利用するサービスによって異なります。そのため、事前に保存したいデータ容量を知っておくと料金を比較して選ぶことができるでしょう。料金が高いから容量が多い、安いから容量が少ないというわけではないので、サービスを利用する前にはしっかりと下調べをしておくことをおすすめします。
データの共有と管理
クラウドバックアップサービスは、保存したデータを共有できる便利なサービスです。そのため、個人でデータを保存しておくだけではなく、仕事で社員とのデータ共有を目的に利用されている方もいます。
しかし、大切なデータを自分以外の人と共有する場合、きちんとしたデータの管理が大切です。信頼できる相手にだけデータを共有する権限を与えることで、大切なデータをしっかりと守ることができるでしょう。
バージョンごとの管理
クラウドバックアップサービスを利用してデータを管理する場合、データを編集する度にデータが上書き保存されることになります。しかし、保存するデータによっては上書きされる前のバージョンで保存そしていたデータが必要なこともあるでしょう。
そんなときのためにも、利用するクラウドバックアップサービスは、バージョンごとにデータを管理できるところを選ぶことが大切です。バージョンごとにデータを管理することができれば、必要ないと思ってデータを消してしまっても、簡単にデータの復旧が行えるでしょう。
おすすめのクラウドバックアップサービス5選
クラウドバックアップサービスにはさまざまなものがありますが、初めて利用される方の場合は、どれを使えばよいのかと悩んでしまうものです。そんな方のために、ここではおすすめのクラウドバックアップサービス5選をご紹介していきます。法人から個人までが利用できるサービスをまとめてみたので、クラウドバックアップサービスの利用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
One Drive for Business
Microsoft Office社が提供しているクラウドバックアップサービス「One Drive for Business」。普段からMicrosoft Officeのソフトを利用している方は、操作がしやすいといわれているため、使い勝手の良いサービスでしょう。保存したデータはバージョンごとに管理できるため、必要なデータを瞬時に取り出すことができます。
ファイルを転送するときはデータの暗号化や、共有ファイルに閲覧制限が設定できるため、セキュリティ面もしっかりとしているサービスとなっています。また、データ紛失を防止する機能がついているため、万が一データを消してしまっても安心です。
Direct Cloud Box
セキュリティの高さと共有のしやすさが特徴的なクラウドバックアップサービス「Direct Cloud Box」。法人向けとしておすすめされているサービスとなっていて、データ管理の負担を軽減することができます。利用料金は定額制で、データを共有できる人数は無制限となっています。低コストで利用できるクラウドバックアップサービスなので、仕事で利用される方にはとてもおすすめです。
また、100GBの「ベーシックプラン」、300GBの「スタンダードプラン」、1TBの「ビジネスプラン」、3TBの「プレミアムプラン」など、使用する容量に合わせて選べるプランとなっています。100GBから選べるので個人で利用することもできますが、仕事で大量のデータを管理する場合は、目的に合わせてプランが選べるのは嬉しいですね。
セキュアSAMBA
データへのアクセス制限を細かく設定できるクラウドバックアップサービス「セキュアSAMBA」。読み取り専用やアクセス拒否などの共有しているユーザーやグループ別に設定できるので、安心して利用できるサービスです。
また、アクセスのあったファイルや接続しているユーザーのログを確認できるので、いつ誰がどのファイルを使用したのか把握できる機能がついています。また、クループ機能がついているので、仕事で利用される方におすすめです。
Dropbox
無料分のストレージ容量で十分活用できるクラウドバックアップサービス「Dropbox」。最近ではDropboxを利用する方が増えているほど人気の高いサービスとなっていて、個人で利用するなら無料の範囲内で問題なく活用できます。
シンプルな操作性で使いやすく、設定をすればスマートフォンからでもデータにアクセスできるので、外出先でも利用できます。また、スマートフォンからもデータの保存ができるため、とても使い勝手の良い便利なサービスとなっています。
Google Drive
Googleが提供するシンプルな操作が特徴的なクラウドバックアップサービス「Google Drive」。データの共有がとても簡単で、Gmailアドレスを追加するだけで許可された人はデータを閲覧することができます。
また、Googleドキュメントで作成したファイルは容量に使用されないため、使い方によってはたくさんのデータを管理することが可能です。Android端末であれば、専用のアプリをダウンロードすることで、外出先でもスマートフォンから簡単にアクセスできます。
クラウドバックアップサービスでデータを守ろう!
クラウドバックアップサービスは、クラウド(インターネット上)でデータを保存・管理できるため、万が一パソコンが壊れてしまっても、データをなくす心配がありません。また、データの共有ができるため、個人で利用する方であればパソコンとスマートフォン、仕事で利用される方は自分と社員などで利用できます。セキュリティ面もしっかりとしているので、安心して利用できるでしょう。