データトラブルには「論理障害」と「物理障害」がありますが、あなたは違いを知っていますか?簡単に説明すると、データが壊れているか、メディアが壊れているかの違いになります。データ復旧をするときには、どちらの障害かによって、復旧の難易度が変わってきます。
それでは、論理障害と物理障害は、どちらの方が難しいのでしょうか?そんな疑問を解決するために、パソコンで起きる障害の違いについて徹底的にまとめてみました!
ハードディスクの障害は2種類
ハードディスクのトラブルは、論理障害と物理障害の2種類になります。基本的にはどちらかしか起きませんが、両方が合併して起きてしまうことも。トラブルの内容によっては、データは復旧できなくなります。いつ故障してしまうかわからないので、定期的なバックアップを取っておきましょう。
データに異常が起きる論理障害
ファイルシステムの異常や間違えて削除してしまう、ウイルス感染によってOSが故障してしまう論理障害。記録したデータが壊れてしまい、不具合を起こしているため、正しく読み込めないことがほとんどです。操作を間違えてしまい、データを初期化してしまうこともあるでしょう
ハードディスクは正常に起動することもあるため、軽度の論理障害なら気付かないこともあります。データ復旧では軽度な障害として扱われており、フリーソフトで回復させられることもあるほどです。起動中に強制終了してしまい、パソコンが起動しなくなること論理障害は、多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか
ハードディスクに異常が起きる物理障害
データではなくハードディスクが破損して異常を起こすのが物理障害です。衝撃や熱に弱いハードディスクは、落下や高温での使用により故障しやすくなります。長時間の仕様によって消耗することもあるため、経年劣化によっても起きてしまうでしょう
ハードディスクから「カリカリ」といった異常音が鳴る、焦げたような異臭や高熱が代表的な症状になります。もちろん論理障害と同じく、OSが起動しなくなったり、再起動したりすることもあります。同じような症状が出たときには、見分けるのが難しいため、下手に操作しないようにしておきましょう
論理障害と物理障害の復旧はどちらが難しい?
結論から言ってしまうと、基本的には物理障害の方が復旧しにくい傾向にあります。例えば、論理障害の場合、フォーマットするだけで使えるようになります。データだけ読み取れれば、故障を直すことは難しくありません。フリーソフトで対応できることもあるため、業者に依頼しなくても済むことはあります
しかし、物理障害の場合、ハードディスクの交換や修理が必要になります。データ復旧会社でも復旧は難しく、難易度の高い作業となるでしょう
症状によっては論理障害の復旧が難しいパターンもある
基本的には復旧しやすいと言われている論理障害ですが、もちろん症状次第によります。複雑なエラーを起こしていると、データを吸い出せなくなり一気にデータ復旧の難易度が上がります。物理障害なら費用は高くなりますが、壊れている部品を除いて、ダミーディスクを作成すれば復旧確率は高くなるもの
もちろん物理障害も深刻な状態だと、データを記録するプラッターが破損していることもあります。ただし、パーツを置き換えるだけで救出できる可能性がグッと高まります。
そう考えると、論理障害の方がデータの復旧はしにくいでしょう
論理障害と物理障害が見分けられないこともある
どちらの障害でも共通した不具合が起きることがあるため、プロの業者でないと見分けられないことは多いです。例えば、パソコンが起動せず再起動を繰り返す場合、論理障害の可能性が高くなります。しかし、OSが故障しているわけではなく、ディスクに異常が起きていることもあるでしょう
物理障害が起きているときに、データの復旧をしようとすると、データが復旧できなくなるかもしれません。どちらの障害にしても、状況を悪化させる可能性が高いため、自力で解決は難しくなります。どうしても解決したいときには、正確に障害を見分ける目、そしてシステムやフリーソフトの知識を身に着けましょう
データトラブルが起きたときには、間違えた操作をしてしまうと、必ず症状が悪化します。
そうならないためにも、正しい知識と技術を身に付けた上で対応しなければなりません。事前準備を行ってから、十分注意して作業してください
データ復旧を確実に行うならデータ復旧業者がおすすめ
自力で対応できる論理障害であっても、正確な知識と設備が整っていないと、対応できないことがほとんどです。それなら、プロの業者に依頼して、確実なデータ復旧を狙った方が良いでしょう
ハードディスクの障害に精通した業者なら、論理障害と物理障害を確実に見分けられますし、深刻な症状でも解決してくれる可能性が高いです。費用と被害を抑えるためには、すばやく業者に依頼した方が良いでしょう
論理障害・物理障害はアドバンスデザインにおまかせ!
さまざまなデータトラブルに対応できるアドバンスデザイン。数多くの業者の中でも、大手企業や法人の対応を行い、信頼できる実績を持っています。ハードディスクだけではなく、さまざまなメディアの対応にも精通しているので、あらゆる障害に対応できる可能性が高いです。論理障害と物理障害のどちらが起きたとしても、スムーズにデータ復旧をしてくれるでしょう。ちょっとしたトラブルでも対応してくれますので、データトラブルが起きたときには、アドバンスデザインを利用してみましょう。