国内でもシェア率が高いFUJITSU製パソコンは、ラインナップが豊富でライフスタイルに合わせて選びやすいことで人気を集めています。パソコンの使用が初めての方でも充実したサポートソフトがあるので、「初めて買ったパソコンはFUJITSU製だった」という方は多いのではないでしょうか?
他にも、3年間無料で利用できるセキュリティソフトが使用できますし、製造は全て国内で行っているので品質にこだわる方からも人気を集めている有名メーカーです。そんなFUJITSU製パソコンの内蔵HDDですが、突然データトラブルが発生してしまいデータ復旧や修理が必要になることがあります。
この記事では、そんなFUJITSU製パソコンの内蔵HDDのデータ復旧と修理方法についてご紹介していきます。注意点やおすすめの方法などをご紹介しているので、FUJITSU製パソコンを使っている方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
【要注意】修理の前にまずはデータ復旧!
内蔵HDDに何らかのトラブルが発生した場合、「修理しないと使えない」「メーカー修理に依頼しよう」と考える方が多いと思います。しかし、データ復旧が必要であれば順番を間違えると大切なデータを失ってしまうことになります。
ここでは、修理の前にデータ復旧を行う理由についてまとめてみました。FUJITSU製パソコンの内蔵HDDを修理に出そうと考えている方は、一度以下でご紹介する内容を参考にして目的に合った順序で対応してみてください。
メーカー修理はデータ復旧をしてくれない
どんな機器も不具合や故障の症状が現れるとメーカー修理に依頼しようと考えるでしょう。しかし、FUJITSU製パソコンに限ったことではありませんが、内蔵HDDの場合は修理を先に行うとデータ復旧ができなくなってしまう可能性があります。
そもそも、メーカー修理が対応しているのは故障した内蔵HDDの交換のみとなっています。交換後の壊れたHDDは処分されてしまうので、必要なデータが保存されていた場合は復旧が不可能になってしまいます。
メーカー修理によっては取り外した内蔵HDDを返却してくれるところもあるようですが、この場合はデータ復旧が可能です。ですが、もしも処分されると永久にデータ復旧ができなくなるので、データ復旧を優先される方は修理ではなく復旧作業を一番に行う必要があります。
データ復旧後、または復旧不要なら修理
データ復旧を行った後、または必要なデータなかったり事前にバックアップを取っていたりしているのであれば、そのままメーカー修理に依頼しても問題ありません。必要なデータは確保している状態なので、そのままお使いのパソコンを使用できる状態にしたい方はメーカー修理を依頼しましょう。
または、パソコンを買い替えるという方は当然ですが修理に出す必要はありません。新しく購入したパソコンに復旧したデータ、またはバックアップしたデータを移行してあげるだけで今までを変わらない状態にできます。
ちなみに、内蔵HDDは修理をしてもいずれまた故障してしまう消耗品です。再びトラブルが発生することも考えて、修理を依頼した後も定期的にバックアップを取ってデータトラブル対策を行っておきましょう。
FUJITSU製PCの内蔵HDDのデータ復旧方法
FUJITSU製パソコンの内蔵HDDからデータ復旧を行うには、大きく分けて2つの方法があります。1つ目はデータ復旧ソフトを使う、2つ目はデータ復旧会社に依頼するという方法があります。
ここでは、これら2つのデータ復旧方法について詳しくご紹介していきます。特に、1つ目の復旧方法に関しては内蔵HDDの状態によってできない場合があります。また、2つ目の復旧方法は依頼先の選び方が重要になります。それでは、それぞれのデータ復旧方法について一つひとつ見ていきましょう。
低コストでデータ復旧が可能な「データ復旧ソフト」
最近では自分でデータ復旧を行うことができる「データ復旧ソフト」が普及しています。有料版だけでなく無料で利用できるフリーソフトもたくさんあるので、初めての方でも気軽の使用することができます。
しかし、データ復旧ソフトが利用できるのは、内蔵HDDに発生している障害が論理障害の場合のみに限られています。手軽の利用できるといったメリットはありますが、劣化によって寿命を迎えたHDDや衝撃や水没が原因で故障したなど、物理障害が発生しているHDDには利用できないというデメリットがあります。
また、故障しているHDDにデータ復旧ソフトを使用すると、症状の悪化や最悪の場合はデータ復旧不可能になる可能性があります。症状が悪化するとプロでも復旧困難になるので、データ復旧ソフトの利用を検討されている方は、事前にトラブルの原因を調べておきましょう。
高い復旧率が期待できる「データ復旧会社」
「データ復旧ソフトが使えない」「自分でデータ復旧をするのは不安」という場合には、データ復旧会社の利用がおすすめです。データ復旧会社には高い復旧技術を持つエンジニアが在籍していますし、充実した専用の設備が設けられています。
また、FUJITSU製パソコンの内蔵HDDに発生している障害を問わず対応しています。つまり、論理障害や物理障害を問わずデータ復旧を行ってくれるので、安心して依頼することができます。
さらに、依頼するデータ復旧会社によってはより高度な復旧技術を持っているので、難易度の高いHDDからの高い復旧率が期待できます。重要なデータの復旧が必要な方は、データ復旧会社の利用を検討してみてください。
DRAJ加盟企業なら安心・安全なデータ復旧を依頼できる
インターネットでデータ復旧会社を調べるとさまざまな会社が検索されます。しかし、その全てが信頼できる会社であるとは限りません。また、会社によって復旧技術に差があるので、技術力の低いデータ復旧会社に依頼すると断られてしまうこともあるようです。
ですが、データ復旧協会DRAJに加盟しているデータ復旧会社であれば、安心・安全なデータ復旧を依頼することができます。DRAJ加盟企業は、高い復旧技術を持っているので目的のデータを取り戻すことができます。
その技術力は他社で断れた内蔵HDDのデータ復旧にも成功しているほどなので、技術面の信頼性は高いと言えるでしょう。さらに、セキュリティ管理も万全なので、機密性の高いデータ復旧も安心して依頼することができます。
そんなDRAJ加盟企業は公式ホームページから確認することができますし、各データ復旧会社のホームページのリンクも掲載されているのでそのままアクセスすることができます。個人はもちろん法人や官公庁が利用しているデータ復旧会社が集まる企業団体なので、信頼性を重視される方は一度ホームページを確認してみると良いでしょう。
料金だけで選ぶのは危険!悪徳業者に要注意!
データ復旧会社の中には残念なことに悪徳業者が存在しています。まず大きな特徴として、データ復旧に失敗しても費用を請求されること。信頼できるデータ復旧会社では成果報酬型採用しているので、データ復旧ができなかった場合の費用は無料となっています。
しかし、悪徳業者の場合は成功してもしなくても費用を請求されますし、その費用は相場を上回るほどの高額な費用となっています。ちなみに、悪徳業者は格安を謳っているところが多く、ネット上で公開されている料金情報は他社に比べて安くなっている場合があります。
そのため、料金の安さにつられて依頼される方が多いのですが、実際に請求される金額は高額になっています。そんな悪徳業者の被害に遭っている方は多く、消費者センターに多数の相談が寄せられているので、データ復旧会社を利用する際には依頼先に十分注意してください。
信頼できるデータ復旧会社に相談しよう!
FUJITSU製パソコンの内蔵HDDにトラブルが発生した場合には、データ復旧や修理が必要になります。しかし、データ復旧が必要な場合には修理の前に復旧作業を行わなければなりません。
また、データ復旧の方法としてはデータ復旧会社への依頼がおすすめです。復旧成功率が高く確実に目的のデータを復旧してもらうことができるので、どうしても取り戻したいデータがある方はデータ復旧会社に相談してみてください。